日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第52回研究大会
セッションID: C7
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個人発表 C6-C12
ビキニ水爆実験に関する放射線影響認識
被ばく者は生活の中でどのような被害を経験したのか
*中原 聖乃
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抄録

マーシャル諸島ロンゲラップの人びとは、1954年に米国が実施したブラボー水爆実験の被害に会い、現在は避難島で暮らしている。これまで、放射線被害については、医学、環境学、放射線化学などの科学的視点から研究されてきた。本発表は、放射能の被害を、被害者当事者の暮らしに現れる被害に関する語りを通じて、被害を受けた当事者の被害認識を「環礁で生きる」という観点から明らかにするものである。

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