日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第52回研究大会
セッションID: C8
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個人発表 C6-C12
南海トラフ地震の「予感」に関する文化人類学的研究
津波タワー・津波ビルへ避難する高知市種崎地区を事例として
*酒井 貴広
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抄録
本発表は、近い将来「南海トラフ地震」とこれに伴う津波が襲うと予想されている、高知市沿岸部の種崎地区を事例として、地域住民の間で高まりつつある来るべき災害への「予感」を情報人類学の見地から考察するものである。種崎地区の住民の語りを踏まえると、平地に位置し人工の津波タワーや津波ビルへ避難せざるを得ない状況が、人々の抱く不安の主軸に据えられていると結論付けられる。
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