日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
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日本文化人類学会第54回研究大会
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分科会10 ネオリベラリズムの民族誌ー過去と今からー
ネオリベラリズムの民族誌
過去と今から
*田沼 幸子
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p. B21-

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抄録
ネオリベラリズムは生のあらゆる側面を経済化し、それに沿った主体化を促すものとして人類学で批判されてきた(Ganti 2014)。民族誌的報告も悲観的であり、将来に希望が持てないため、人々はいま=ここに「メランコリックな悦び」を(Allison and Piot 2014)を見出すとする。ここでは各々のフィールドにおけるより複雑な様相を描く。土着化、多様化する「ネオリベ」を注意深く検討し、この動きによりよく対応する術だけでなく、「民族誌する」方法を更新する可能性も見出していきたい。
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