日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
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分科会10 ネオリベラリズムの民族誌ー過去と今からー
ネオリベラリズムとボランティア再考
2020年の日本社会の<擦れ違い>をめぐって
*猪瀬 浩平
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p. B23-

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抄録
本発表は日本においてネオリベラリズム批判が如何に構成されたのかをボランティアをめぐる言説から整理する。実際にボランティアをしている人びとの実践に着目し、ネオリベラリズム批判がどのような機能を果たしているのかを分析する。ネオリベラリズム批判が実践の外側から観察し、贈与や交換と比較しながらそれを「動員」や「やりがい搾取」と記述するのに対して、「ボランティアをしている人」の思考の様式の変化を記述する。
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