日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
会議情報

分科会8 遺骨返還運動からの贈与ー文化人類学はどうそれに応えるか?
遺骨返還運動から学ぶ先住民コミュニティと共に歩む人類学
研究する側と研究される側の相互的関係の再定義
*瀬口 典子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. F10-

詳細
抄録
日本の人類学は現在遺骨返還問題に直面しており、その背景には過去から現在に続く学問の植民地主義がある。文化人類学も自らの植民地主義を自覚すべきであると先住民から迫られている。本発表では、遺骨返還運動がきっかけとなって生まれた北米の先住民と人類学研究者との間の対話の実践、相互的な理解関係の構築と先住民コミュニティとの共同研究のありかたを検証し、日本における広義の人類学が進むべき未来を考えたい。
著者関連情報
© 2021 著作権は日本文化人類学会に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top