発達障害研究
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発達障害医療へ及ぼした影響
大園 啓子
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2021 年 43 巻 3 号 p. 261-267

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抄録
新型コロナウイルスの感染拡大により,社会は大きく変化した.感染拡大を防ぐため,発達障害医療現場においても,従来とは大きく異なる感染症対策を講じる必要性が生じた.横浜市総合リハビリテーションセンター発達精神科外来では,待合室の混在回避や診察室の消毒,換気時間 確保のために,電話診療の導入,稼働診察室数の制限等を行った.社会の急激な変化は,発達障害のある人や家族にも大きな影響を及ぼした.発達障害専門外来に通う子どもたちのなかには,これ までのルーティンを変えることにストレスを感じてイライラが強まったり,生活リズムが乱れたり して,家族の負担が増したケースもいた.一方で,一斉休校期間に,自宅で一人で過ごす時間が増 えたことにより,かえって精神的に安定したケースや,マスク着用や社会のオンライン化に適応できていたケース等,新しい生活様式(ニューノーマル)を受け入れることができているケースも多 かった.
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© 2021 日本発達障害学会
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