抄録
知的障害や行動障害のある自閉症の人を支える生活支援としてのグループホームは,2013年度から全国一律で行われている強度行動障害支援者養成研修の実施,横浜ではその後のフォローアップとして地域支援マネジャーによるコンサルテーションにより,一定の地域移行や地域定着が進んでいるように思われる.一方,軽度の知的障害もしくは知的に遅れのない発達障害の人のなかには共同生活を希望しない人も多く,そのためのグループホーム整備やサポート体制は進んでおらず,またその必要性も認識されにくい. 本稿では,横浜市発達障害者支援開発モデル事業での約2年間の取組みを経て,2012年11月から事業化されたグループホームとの2階建て制度とも言える横浜市発達障害者サポートホーム事業(以下,サポートホーム事業)の実践から,単身生活を希望する発達障害の人への生活支援の現状を紹介したい.