抄録
作業療法士の行うアプローチは多様であり,国際生活機能分類(ICF)で言う心身機能,活動,参加,環境それぞれに該当するものがある.作業療法士は,発達障害児の生活にかかわるさまざまな領域に対して介入を行うが,とりわけ感覚処理面,協調運動面についてアプローチすることが多い.それらを感覚プロファイル,日本版幼児発達スクリーニング検査(JMAP)等によってアセスメントすることがある.感覚・運動機能への介入として感覚統合療法,活動・参加への介入として日常作業遂行に対する認知オリエンテーション(CO-OP)等が実施されている.作業療法士は環境への働きかけも行うことがあり,親や教師へのアプローチ,日常生活,学習等で使われる道具等の調整も行うことがある.