抄録
GIGA スクール構想により,教育の現場に児童生徒一人 1 台の端末が導入された.このことを機に一気に特別支援教育においても ICT の活用が期待されるようになった.また,2022 年国連からわが国に勧告があった.勧告のなかには,通常の教育環境において,さまざまな困難に対応した,拡大・代替コミュニケーション(AAC)のモード・方法の使用が保障されるべきであるという要請が含まれている.そこで本稿では,ICT や AAC に関連する著書や最新の報告書等で報告されている内容等を紹介するとともに,特別支援教育の現場における ICT 活用や AAC 導入の現状と課題を明らかにする.そして,今後,特別支援教育の現場でどのように考えて ICT を活用しAAC を導入し活用していけばよいのかについて考察し,今後の特別支援教育と ICT 活用,AACの導入について提案する.