日本シミュレーション医療教育学会雑誌
Online ISSN : 2436-4452
Print ISSN : 2187-9281
実践報告
医学科6年生麻酔科選択実習における高機能シミュレーターを活用した達成度評価の試み
横井 信哉二階 哲朗狩野 賢二森 英明片山 望山本 花子土屋 律子太田 淳一本岡 明浩齊藤 洋司
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2020 年 8 巻 p. 44-50

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抄録
アウトカム基盤型教育の実践では、学生は学習目標をよく理解したうえで積極的に参加し、教員は適切な学習方法・学習目標を設定し、目標達成度の評価を行う必要がある。我々は高機能シミュレーター(METI社製HPS®)を用いて、学生が臨床実習で獲得した知識・スキル・態度の達成度評価(試験)を行っている。試験は、HPS®のほかにモニター機器を活用し、実臨床に近い環境のもとで行っている。試験の結果から、クリニカルクラークシップにおける教育面において改善が必要な課題も明確となった。クリニカルクラークシップにおけるアウトカムの評価方法としてHPS®を用いた試験は有用と考える。
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© 2020 日本シミュレーション医療教育学会
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