2022 年 41 巻 p. 81-88
2020年に世界的なパンデミックとなったCOVID-19は、世界中の国々において生活の様々な局面に大きな影響を及ぼしている。このような中で、高齢者はコロナの影響の有無に関わらず、身体活動量の低下や社会的孤立に関する問題が指摘されている。本研究では、日本の中山間地域在住の高齢者を対象にコロナ不安の実態を把握することを目的に研究を実施した。分析にあたっては、島根大学地域包括教育研究センターが中心となって行っているCoHRE studyのデータを用いた。本研究における分析結果としては、高齢者のコロナ不安との間で関連性を確認できた項目としては次の通りであった。社会との関連性に関する指標としては友人の有無、健康状況の指標としては複数の生活習慣病の保有状況とコロナ不安指標との間で関連性が確認できた。