抄録
目下SARS-COV-2感染蔓延状況は,当初の社会認識・想定を遥かに超えて長期化しており,我々の都市生活も否応なしに新しい生活様式への適応を強いられてきた。一方,商業施設や居住空間での室内空間計画については,来店者数減への対応や,リモートワークへのニーズに応えるべく,より顧客に印象づけるインテリア環境の構築,自宅作業時の緊張緩和に寄与する学術的知見が求められる。
本研究は,噴霧型フレグランス(気質滞留する粒子芳香)を特定のイメージ・スタイルを持つ既存空間に適用し,センサ装着にて生体情報計測を通じ被験者の緊張緩和等の感性反応変異を数値評価する。新しい生活様式にて求められる空間での効果を明示するための予備的な知見を得ることを目的とする。