東京大学大学院
1995 年 5 巻 p. 65-73
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幕末の横浜に建てられた揚屋建築のうち,最大かつ最も豪華なものが<岩亀楼>であり,そこには《扇の問》という座敷があった。その室内装飾は, [扇面散し]ないしは[扇面流し]といったインテリア・デザインの伝統を引くのみならず,横浜開港直後に幕府の政策に沿って建てられた異人揚屋であるという, <岩亀楼>の歴史的特異性をも反映しているように思われる。
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