抄録
4〜7段階の4種類の不快感尺度を有する4種類のアンケート票を作成して, 鉄道騒音に関する社会調査を行った。4種類のアンケート票は調査対象者を抽出した順に配布したため, どの尺度の回答者グループも均質であった。騒音の暴露量と不快感反応との関係を尺度段階間で比較した結果, % very annoyedのような反応割合は上位から取ったカテゴリ範囲のすぐ下のカテゴリに割り当てられた言葉の影響を強く受けることが判明した。このことは異なる調査結果を比較する際に, それぞれの評価尺度にどのような言葉が割り当てられているかが非常に重要であることを示している。