抄録
過去、人間の思い込みが原因で発生したと考えられる事故が起こっている。その経過を検討すると、思い込みが強い人は、様々な支援を積極的に受け入れない傾向が強いと思われる。実際にどの様な人が思い込みが強いのかを解明する事は重要であると思われる。本研究では、行動/状態志向性とリスク志向性の2つの行動に影響すると思われる個人差指標を用いて、判断に思い込みが影響する感情ヒューリスティックとLess-is-better効果を実験的に検討した。結果は、行動志向-リスク追求型の人は、思い込みが強く、状態志向の人はリスク追求型、回避型のいずれも思い込みが弱いことを示している。