経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2002年度春季全国研究発表大会
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Peer-to-Peer指向ナレッジマネジメントシステムについての考察
久野 敬之飯島 淳一
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p. 25

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抄録

本研究では、既存の問題点を改善した新たなナレッジマネジメントシステムを提案することを目的とする。その際、Peer-to-Peer型アーキテクチャを採用する。Peer-to-Peer型システムは、1999年に音楽ファイル交換用アプリケーション「ナプスター(Napster)」が登場以来、注目を集めており、従来のクライアント·サーバ型システムに比べ、ネットワーク負荷や処理能力の分散の面や、人と人との結びつき直接的で強いなどの利点がある。Peer-to-Peer型システムはサーバーの存在の有無によって、ハイブリッド型とピュア型に分類されるが、ナレッジマネジメントシステムの特徴を考えると、サーバーによる知識の管理が求められる。本システムでは、日常業務で生産される書類を情報マイニング技術を用いて管理することで、人が潜在的に持つ知識の分野·方向性をサーバーにより管理するハイブリッド型システムを提案する。

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© 2002 経営情報学会
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