抄録
クロスボーダーeコマースの国際課税問題に関しては, 各国税務当局による法制化がなされる前に, 国際的コンセンサスに達しておくことが, 今後e-コマースの発展のために望まれる。そこで国際間での課税原則の確認が必要となるが、まず, e-コマースと伝統的取引を差別扱いしないことが大前提となる。中立性·効率性·確実性·簡易性·効果性·公正性·弾力性等が主要なキーワードとなるが, これらの原則を, 現行の税制度枠のなかで, 実現するための国際協調が求められる。OECDを中心とする主要国の動向が注目される。