抄録
本研究では、最初にわれわれが何気なくやっている意思決定のメカニズム、即ち「差の情報による意思決定のメカニズム」をまず説明する。 次に、その原理を効果的にかつ目で見えるようにするための筆者が開発、実用化した「新プロジェクト管理の方法(DTCN/DTC手法)」の中の「価値の方向を目で見えるようにすることのできる目的・手段ダイヤグラム(PMD)の手法」、「落ちのない手順を創り出すステップリスト手法と3-5インプルーブメントの方法」、「手順の結果として最適な構造・構成のものを創り出すFBS手法」の要点について述べる。 そしてその方法を使うことにより、何ができるようになったかの項目を述べる。