抄録
本稿は、ある板金製造業の工場において、既存の情報システムを再構築した事例をもとに、その改善方策のあり方について考察するものである。本ケースでは、受注/設計/製造/出荷といった業務フローの中で、顧客からの納期要求に応じるため設計部門および製造部門において、情報フローの滞留が発生していた部分の改善を試みている。特に、従来から導入されていた機種の異なるOSにより個別に構築されたLANについて、統合化することで効率よく運用しなければならない実状を工場長が考慮し、社内ニーズを最優先させながら妥当と思われる情報技術を選択することにより、情報システムを再構築した事例である。