抄録
社会保障、税制等の行政手続における例外的な事例は、窓口の知識不足や誤った運用により適切な処理を受けられない現状がある。電子自治体による例外的な事例に対する、情報提供は十分であるとは言えない。本稿は、利用者同士で質問し、回答しあうインターネット上のサービスであるYahoo!知恵袋と教えて!Gooにおいて、「事実婚」と類義語「別姓」「内縁」に関する情報交換の記録を分析した。その結果、前者2つにおいて完全に匿名で質問・回答が可能なYahooが、筆名を義務付けるGooよりも、回答の所要時間と正答率において有効性が高いことが明らかになった。