抄録
我が国の政府機関における情報システムの調達については、高品質の情報システムを適正に調達する観点から、平成14年度より、従来方式(総合評価点=技術点/入札価格)を改め、新たに加算方式(総合評価点=技術点+価格点)が導入された。さらに、本年3月には、「情報システムに係る政府調達の基本指針」が策定され、いっそうの競争促進によるコスト低減と透明性の確保をめざし、設計・開発が5億円を超える大規模システムについては、全体を適当な機能群に分割したうえで、分離調達する扱いとなった。本稿では、これらの調達改革に対し、実際の調達現場では、どのような対応と配慮が必要とされるか考察を加える。