経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2016年秋季全国研究発表大会
セッションID: I1-12
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予稿原稿
UMLシーケンス図によるビジネスプロセス表現とその検証
*梶村 賢吾新川 芳行
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抄録
スピードが要求される近年のビジネスプロセス(BP)では、時間制約が重要な要因となる。BPの表記法には様々なものがあるが、情報システムとの適合性を考慮すると、UMLも有力な選択肢となる。UMLには13種類の図(ダイアグラム)があり、このうち時間制約の記述が可能なものはシーケンス図とタイミング図となる。前者がシステムの大域的動作のモデル化に向いているのに対し、後者は局所的動作に適していると考えられる。BPは大域的動作と考えられるため、本論文ではシーケンス図によるBPの記述と、時間制約を含む動作の妥当性検証手法を述べる。UML自身には、この妥当性検証の機能がないため、この部分はUPPAALというモデル検査ツールを用いる。
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© 2016 一般社団法人経営情報学会
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