LEC会計大学院のマネジメント・シミュレーションは、ROEを構成する要素を重要経営指標と位置づけ卸売業や製造業を想定したモデルをExcelベースで構築し、会計専門職業人の養成に取り組んできた。履修者はExcel上での財務モデルの構築などを通じてKPIの有機的関連を論理的に分析し、意思決定を行うことで、現実の企業経営を仮想的に体験する。
ビッグデータが身近になり、オープンデータの活用が進むことは、データの分析手法や捉え方を根本的にシフトさせ、データの経営の意思決定への活用の仕方を大きく変える可能性を秘めている。本報告では、Excelによるビッグデータ分析と経営シミュレーション教育への活用の可能性を探る。