抄録
アクティブ・ラーニング(AL)に関しては、文科省・用語集が示すように、「中略・・・学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、 教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」とされており、目的が重要視される。
近年各大学でみられるALは、方法としての要件(一方向的な講義形式とは異なること)は満たしているものの、目的についてはいまだ大きな課題となっている。
そこで本発表では、ALの目的に着目し、汎用的能力を育成することに大きく寄与するICTシステム「LMS・フォーラム機能」を取り上げ、実践事例とともに若干の考察を行うこととする。