抄録
ICTが創り出す未来では、様々な技術が一体となって機能し、企業間連携が不可欠になると言われる。しかしながら、この一体化は一つの企業であっても難しく、企業の同一性を求めるためには、経営理念の浸透が重要だという研究もある。経営理念が浸透することによって、経営者や管理者の指示や命令がなくても、各自が正しい意思決定ができ、スピードある経営を実現できる。
我々は、経営理念を浸透させるための方法を、経営難から再起した企業事例から求める。困難な状況から脱するためには、新たな経営理念の浸透による組織の一体化が重要である。事例から、組織メンバの行動や解釈を、組織で共有するプロセスが組織の中に作られていることを導出した。