抄録
B2B(企業間取引)でも、ネットや情報技術を活用した新しいビジネスモデルが生み出されている。特に、ビジネス方法特許を取得するなど革新的な仕組みが生まれていて、ビジネスパートナーに価値を提供するとともに、最終的な消費者にも価値を提供するビジネスモデルも考案されている。そのような仕組みが、どのように他社とサービス面で差別化して競争力をもたらしているかを事例を通して分析する。
事例の分析手法としては、ビジネスモデルキャンバスを使った分析を行う。その際、B2B2Cなどの複雑な企業間の関係を効果的に分析するためのビジネスモデルキャンバスの応用的な利用方法を提案する。