抄録
エコシステムを巡る研究には、サステナブル・エコシステムとビジネス・エコシステムの2つの文脈が存在する。前者は、1990年代から環境問題と絡めて実務界で広く使われてきた言葉であるのに対し、後者は、IoT、プラットフォーム、共創、イノベーションなどとの関連で社会に普及してきている。本報告では、まず実務的側面から当該トピックの推移について、これまでの普及プロセスを定量的に分析する。次に、アカデミックな側面から、どのような研究ストリームが形成してきたかについて関連文献の包括的なレビューを実施し、2つのエコシステムの関連性と非関連性を考察することにしたい。