抄録
今後、社会において、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)、ロボティクス活用の重要性が叫ばれている。製造業やサービス業を対象とした様々なITサービスも普及し始めており、企業におけるデジタル化の取り組みが進みつつある。この根底にあるのは各種の「データ」の活用であるが、とりわけ中小企業においては、取り組みを阻害する様々な要因のもと、デジタル化に対し「幻滅期」に陥っている可能性がある。本研究では、2015年、2016年、それに2018年に実施したアンケート結果をもとに、企業におけるデータ利活用等デジタル化の進展状況(推移)を明らかにし、取り組みに対する成果について意識調査を行った。その結果を報告する。