経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2019年春季全国研究発表大会
セッションID: 2F2-2
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予稿原稿
グローバル・サプライチェーン経営における、共通言語の重要性とその普及について
*行本 顕深谷 健一郎
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キーワード: グローバルSCM, S&OP, APICS
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抄録

サプライチェーンは「調達」「生産」「輸送」の連鎖を基本としたモノやサービスの供給網であると同時に、情報の不確実性を前提とした意思決定の連鎖でもある。そのマネジメント(SCM)においては各連鎖間で齟齬のない意思疎通が適時に行われることが重要である。米APICSの提唱するSCM参照フレームワークは1960年代に米国で策定されて以来グローバルSCMの「共通言語」として用いられており、意思疎通の「デファクト標準」となっているように見える。

本報告では、この「共通言語」が普及した経緯と新たなルールメイキングの動きについて整理するとともに、グローバル化が加速する近時のサプライチェーン環境における「共通言語」の重要性について考察する。

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© 2019 一般社団法人経営情報学会
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