システム農学
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研究速報
リモートセンシングデータに基づいて水稲収量を推定するための回帰式についての予備的報告
竹澤 邦夫KANNAN Subbaiya Rammohan二宮 正士本郷 千春徳井 和久伊東 明彦竹島 敏明
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2007 年 23 巻 2 号 p. 177-187

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抄録
北海道の圃場における水稲収量をリモートセンシングデータ(SPOT/HRG)を用いて推定するための回帰式を導出した。10群クロスバリデーションの結果が、重回帰と射影追跡回帰が同じくらいの予測誤差(55kg/10a から58kg/10a)を与えることを示している。この予測誤差は、全国農業共済協会の専門職員による水田目視調査の代わりにそうした回帰式の結果を用いる可能性を示唆している。少なくとも、こうした方法を導入することによって目視調査の地点数が減少する。更なる検討の結果は、水稲の特定の品種だけを用いると有益な回帰式が得られることを示している。
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© 2007 システム農学会
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