The Journal of JASTRO
Online ISSN : 1881-9885
Print ISSN : 1040-9564
ISSN-L : 1881-9885
ORIGINAL CONTRIBUTION
DRR評価用デジタルファントムの開発
池田 剛勝田 昭一大山 正哉荻野 尚
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 21 巻 3 号 p. 139-148

詳細
抄録
【目的】一般的にDRRは,物理ファントムで評価される.そのCT画像は,いろいろな誤差因子を含むために,治療計画装置の性能をカモフラージュすることが考えられる.治療計画装置のみの純粋な性能評価を行うためには,マトリクス上に任意のCT値を配置したCT画像(以下,デジタルファントム)が必要である.本論文では,デジタルファントムの開発について述べ,その有用性を議論する.【方法】デジタルファントムを利用して,CTportと治療計画装置を以下の項目で評価する.DRRの幾何学的精度評価:中心位置,照射野サイズ,歪み,X線線錐の広がり,ビーム軸,DRRの画質評価:コントラスト分解能.【結果】CTportと治療計画装置で作成されるDRRは,幾何学的にずれている部分が確認された.画質評価では,顕著な違いが見られた.【結論】デジタルファントムは,ファントムの作製精度や設置精度の影響を受けないため,DRRの幾何学的精度が正確に評価できる.CT撮影条件やファントム因子の影響を受けないので,装置固有のDRR画質評価ができる.最適な画像処理パラメータを評価することにも利用できる.
著者関連情報
© 2009 日本放射線腫瘍学会
前の記事 次の記事
feedback
Top