子富頸癌の放財線療法は確立された治療法となっている. この基本概念は多数の患者を治療している施設の治療法と治療成績から導き出されている. 米国では1973年と1978年の治療を対象としたPCSの結果から, 腔内照射の併用とIII期に対する治療線量が予後因子となることが示された. 本邦のPCS解析からは, 高齢者は少ない線量が照射されたが, 年齢屡による治療成績あ違いはみられないことが示された. 子宮頸癌放財線治療の83Mとして, 米国癌研究所の治療指針が適切と思われる, しかし, その実際の治療法は記載されていないため, 実施には各施設の裁量が必要である. 他施設の子宮頸癌放射線治療威績をEBMとして取り入れる場合, その評価は慎重に行う必要がある.