p. 153-154
鉄道沿線に設置する風監視設備や防風設備の適切な配置の検討にあたり、日最大瞬間風速が大きい箇所を評価する手法として、気象庁アメダス観測点の観測結果をもとに地形因子解析による突風率の推定式について、過去の研究では気象官署の観測データのみを用いて突風率の推定式を算出したが、周辺地形が開けた土地であることが多かった。そこで、周辺地形が多岐にわたる周辺地形が多岐にわたるアメダスの観測データを加えた地形因子解析を行い突風率の推定式を求めた。その結果、推定誤差が50%程度減少し、より確からしく日最大瞬間風速を推定できることを示した。