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気象庁では2016年4月に日本の建築物などに対応した日本版改良藤田スケール(JEFスケール)を策定し運用を始めている。しかし、現在のJEFスケールでは、被害度(DOD)が当てはまらず評定対象外となる場合も存在する。被害指標(DI)=10の物置は固定されていないことが前提条件となっており、固定されている場合は評定対象外としている。しかしながら、物置メーカーは固定することを推奨している。本研究では固定されている物置について、被害発生風速を推定しJEFスケールに追加することを目的として検討を行った。