NPO法人おおせっからんど 弘前大学農学生命科学部 日本学術振興会
NPO法人おおせっからんど
2017 年 29 巻 2 号 p. 85-94
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2014-2017年の3冬季に,千葉県内の平野部および利根川下流域の計37ヶ所の湿性草原でオオセッカの越冬調査を実施し,計27ヶ所で計338個体を確認した.越冬確認地は千葉県内の平野部に広く散在し,その分布に地域的な偏りは見られなかった.越冬確認地および越冬個体数は耕作放棄地が最も多く,次いで河川敷や湖沼の岸だった.オオセッカは多様なタイプの草原環境で確認され,従来考えられていた以上に多様な植生環境を利用する可能性が示唆された.
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