大阪大学大学院経済学研究科
2008 年 1 巻 p. 76-80
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本論文は高額所得者の個票データを用い,資産水準の変化が相対的危険回避度(RRA)に与える影響を分析する.遺産·贈与を資産の操作変数として,資産水準とRRA,資産水準やRRAと危険資産比率との関係を推定した.その結果,RRAは資産の増加により逓減し,リスクの高い金融資産の保有はRRAに依存するが資産規模には影響されないと推定された.
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