日本気管食道科学会会報
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原著
リンパ節転移個数1個の食道癌における予後因子の検討
竹村 雅至大杉 治司東野 正幸木下 博明
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2002 年 53 巻 6 号 p. 453-457

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抄録
リンパ節転移個数1個の胸部食道癌の予後因子を検討した。食道癌283例中37例(男性:23例・女性:14例,平均年齢65歳)が転移リンパ節個数1個であった。Mtは3領域へ転移し,反回神経周囲へは7例と多かった。1群リンパ節転移は19例で約半数が2群以上の遠位リンパ節転移例であった。転移リンパ節は10 mm以下が24例で,5 mm以下も10例であった。14例が再発し,血行性転移が10例・リンパ節再発・局所再発が3例・1例であった。3年・5年生存率はそれぞれ57.7%・47.6%で,予後因子はリンパ節転移の範囲,壁深達度であった。多変量解析ではリンパ節転移の程度,壁深達度は独立した予後因子であった。
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