バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
Online ISSN : 2424-2578
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様々な転倒の仕方における解剖学的重症度の推定 : ダミー人形を用いた転倒実験を通じて
神谷 直樹近藤 理恵石川 耕介松崎 照美玉川 雅章行正 徹中野 正博山中 真久保田 正美松浦 弘幸
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2013 年 15 巻 2 号 p. 63-70

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抄録
直立姿勢のダミー人形を使用した転倒実験により,転倒時の身体各部位は,踵を中心とした回転・自由落下運動として記述できることが示唆された.本研究の目的は,様々な姿勢をとったダミー人形の身体各部位も回転・自由落下運動としてモデル化できるか否かを検証することである.実験の設定条件は,転倒時の姿勢,転倒方向,保護具の種類と有無であった。実験の結果,身体各部位は,転倒時の姿勢が異なっても回転・自由落下運動としてモデル化できることが示唆された.また,頭部損傷基準値(Head Injury Criteria, HIC)を比較したところ,概ね先行研究と同様の傾向を示した.
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© 2013 Biomedical Fuzzy Systems Association
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