バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
Online ISSN : 2424-2578
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明度差と色差による文字色と背景色の視認性予測手法
齋藤 大輔斎藤 恵一納富 一宏東 吉彦斎藤 正男
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 16 巻 1 号 p. 91-96

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抄録

ウェブのアクセシビリティは,インターネットのユーザにとって必要であり,特に視覚要素は非常に重要な要因である.我々は,健常若年者およびシミュレーションフィルタを用いた模擬高齢者および模擬色覚障碍者について,無彩色における視認性評価を行った.さらに,RGB値を用いた明度差および色差を用いて重回帰分析による視認性予測を行ってきた.そこで本論文では,これまでに得た白色背景と黒色背景の視認性予測結果を総合的に評価した.その結果,明度差および色差により視認性判定は明確に分類でき,明度差(L)がL<152.7のとき色差(E)がE≦65.8L-9593,明度差が152.7≦L<153.0とき色差がE≦16.0L-1989,明度差がL≧153.0のとき色差がE≦8.77L-883.1を満たす背景色と文字色の明度差および色差で無彩色背景においては背景色に関係なく視認性が高いと判定できることが示された.

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© 2014 Biomedical Fuzzy Systems Association
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