バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
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動的計画法を用いた適応的な輪作に関する一考察
前田 康成
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2020 年 22 巻 2 号 p. 21-32

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抄録

日本農業では収入の増大が必要とされている.農業における収入の最大化については従来から数多く研究されている.ある従来研究では輪作における収入を作物の価格が変動しないという仮定のもとで最大化している.しかし,一般的に作物の価格は変動するものである.そこで,本研究では作物の価格がマルコフ連鎖に従って変動するという仮定のもとで輪作における収入を最大化する.収入の最大化には動的計画法を利用する.提案方法の有効性をいくつかのシミュレーション例で示す.提案方法の収入は比較対象よりも大きく,提案方法による変動価格に応じた適応的な作物選択が確認された.提案方法の最適解は理論的限界でもあり,理論的限界は他の輪作方法の評価に利用できる.提案方法はスマート農業における意思決定の自動化への貢献が期待される.

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