バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
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看護大学4 年生が持つ「進路選択の自己効力感」とその影響要因
大川内 鉄二 中島 富有子原 やよい窪田 惠子
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2022 年 24 巻 1 号 p. 7-12

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抄録

本研究では,看護大学4 年生が持つ「進路選択に対する自己効力感」とその影響要因を明らかにすることを目的とした.看護大学4 年生を対象に質問紙調査を行い,85 名の有効回答を分析した.その結果,「進路選択に対する自己効力感」は,学習意欲合計及び下位因子の【主体的学習行動】【実習・演習に対する期待】【小集団学習への適正】との関連が認められた.学習意欲が高い方が,「進路選択の自己効力感」が高い傾向にあった.また,大学外の友人が多い方が,「進路選択の自己効力感」が高い傾向にあった.看護大学4 年生に対して,看護師という「進路選択の自己効力感」を高めるには,学習意欲や学外の友人等が影響因子となることを踏まえ,教育の必要性があると考えられた.

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© 2022 Biomedical Fuzzy Systems Association
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