日本釀造協會雜誌
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排水処理用凝集性Hansenula anomala J224の性質
野生酵母の利用に関する研究 (第6報)
佐藤 俊一山本 奈美下飯 仁斎藤 和夫蓼沼 誠
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キーワード: 凝集性酵母, 排水
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1986 年 81 巻 10 号 p. 657-660

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抄録

清酒工場の排水処理用酵母として分離した凝集性のHansenula anomala J224の凝集はEDTAや糖類により阻害されず, その凝集にCa2+イオンも要求しなかった。これらの性質はビール酵母の凝集と異なる性質である。
80℃以上の加熱処理並びにプロナーゼE, タンパク変性剤及び界面活性剤処理による凝集の分散効果から本菌の凝集は酵母細胞表層のタンパク質に起因しているものと推定される。
なお, 本研究の一部は環境庁国立公害防止等研究費によって行われた。

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