日本醸造協会誌
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韓国産曲子ヌルク中のAbsidia属について
アジアにおける穀類麹とその微生物に関する研究 (第3報)
内村 泰高木 重樹渡辺 堅二小崎 道雄
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キーワード: 韓国, ヌルク, 餅麹
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1990 年 85 巻 12 号 p. 888-894

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抄録

1. 温度試験の結果A厩4毎は2グループに分けることができた。
25℃ 以上で生育の良いグループは15。Cには生育せず, 40℃ に生育が可能である (Aグループ)。
25℃ 以下で生育が良いグループは15。Cに生育するが, 40℃に生育しない (Bグループ)。
2. 窒素資化性とthiamine要求性試験の結果, 40℃に生育するAゐsl41aAグループ8種はすべてNo3-を資化し, thiamineを必須に要求した。
また15℃ に生育するBグループはNO3-を資化せず, thiamineを要求しない傾向がみられた。
この様に, AグループとBグループでは生育温度と同様にAbsidiaを窒素源資化性, thiamine要求性により2つのグループに分けることができた。
3. amylase活性試験の結果, AbsidiaAグループは液化力, 糖化力の両者の活性を示したのに対し, Bグループは糖化力を示すものの, 液化力は全く示さなかった。
このように生理的性質の異なるAグループとBグループはamylaseのタイプも異なっていた。

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