日本醸造協会誌
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PCRにる火落菌検出
中川 朋子
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1993 年 88 巻 8 号 p. 594-598

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抄録

PCR (Polymerase Chain Reaction) はごく微量のDNAを試験管内で数十万倍に増幅することができる方法であリ, 高感度で操作も容易なことから, 分子生物学の基礎研究からがん遺伝子や病原菌の検出にいたるまで幅広く応用されている。醸造の分野でも, 微生物の育種や原料米の鑑別, 汚染微生物の検出などが試みられている。ここでは, PCRを用いた火落菌の検出について, 方法の原理を含めて解説していただいた。

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