熱傷
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症例報告
エステサロンでHIFEMを利用した痩身機器施術中に受傷した熱傷の1例
伊藤 悠介玉井 美由紀中村 万由子吉川 智人古川 洋志
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2026 年 52 巻 2 号 p. 80-84

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抄録

 【症例】56歳, 女性.
 【経過】エステサロンで高密度焦点式電磁 (high-intensity focused electromagnetic field, 以下HIFEM) を利用した痩身機器 (日本, 2020年発売) による施術を受けた際に, 施術着の金属製のボタンが接触していた腹部に熱傷を受傷した. 腹部に2ヵ所, それぞれ径約2cmと1cmの痂皮が付着した深達性Ⅱ度熱傷を認め, ゲンタマイシン硫酸塩軟膏による保存的治療を行い当科受診後1ヵ月で上皮化が得られた.
 【考察】HIFEMの技術を利用した美容機器は医療機関のみならずエステサロン, 整骨院などで広く使用されている. HIFEM利用機器には磁気を用いたMRIと同様のリスクがあると考えられるが, その危険性について周知されているとはいえず, 健康被害のリスクを軽視しているような広告も散見された. HIFEM利用機器はエステティシャンなどの非医療従事者のみでの使用は危険性が高く, 今後は医療機器としての規制の検討が必要ではないかと考える.

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© 2026 一般社団法人 日本熱傷学会
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