熱傷
Online ISSN : 2435-1571
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症例報告
ネキソブリッド®使用後に壊死組織の残存を認めた3症例の検討
谷村 雄太鈴木 翔太郎谷 ありさ小柳 俊彰大山 拓人二宮 駿森本  紳一仲村 佳彦髙木 誠司
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2026 年 52 巻 2 号 p. 85-91

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抄録

 ネキソブリッド®は2022年に国内承認され, 2023年に発売となった比較的新しい製剤であるため, その使用経験は限られている. 当院では2024年にdeep dermal burn (DDB) またはdeep burn (DB) と診断された3例 (flame burn 1例, contact burn 1例, scald burn 1例) に使用したが, いずれでも壊死組織の残存を認め外科的デブリードマンを要した. その要因を「症例」, 「術者」, 「使用方法」に起因するものにそれぞれ分類し検討した結果, 壊死組織や適応部の真皮の厚さ, 感染の併発, 銀含有製剤の先行使用, scald burnへの早期適応, ワセリンによる土手の不安定性などが関与した可能性が示唆された. これらはいずれも導入初期に生じやすいピットフォールであり, その対策や適応判断, 手技上の工夫について文献的考察を加えて報告する.

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