刈谷豊田総合病院心臓血管外科
刈谷豊田総合病院循環器科
2015 年 55 巻 11 号 p. 191-196
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要旨:過去8 年間に当院で孤立性上腸間膜動脈解離を21 例経験した。急性解離が19 例で慢性期の診断が2 例。発症4 カ月後に腹部アンギーナで紹介された慢性期の1 例に血管内治療を行ったが,その他の20 例はすべて保存的治療のみで軽快した。血栓化偽腔により真腔が閉塞していてもSMA 近位部のshort segment の閉塞であれば側副血行や早期の順行性血流の再開により腸管虚血が回避でき,保存的治療が可能であった。
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