大分大学心臓血管外科
大分大学放射線科
2015 年 55 巻 3 号 p. 47-51
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要旨:82 歳女性,主訴は腹痛。胸腹部大動脈瘤切迫破裂が疑われ,当院緊急搬送。手術は腎動脈下腹部大動脈を離断し,中枢側大動脈端と左総腸骨動脈をストレートグラフトで吻合した。離断した末梢側大動脈端を使用して腹部debranch を行い,翌日にステントグラフト内挿術を施行した。今回の手技で犠牲にする腰動脈を最少にすることが可能であった。対麻痺なく,軽快退院した。腰動脈の温存が対麻痺予防として有用である可能性を示唆する。
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