大崎市民病院外科
2016 年 56 巻 2 号 p. 31-34
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症例は54 歳女性。下痢・発熱を主訴に前医にて腸炎として加療されるも改善なく当院紹介。血液検査で著明な好酸球数の増加を,造影CT で上腸間膜静脈,腹部大動脈,右肺動脈血栓を認め,好酸球増多症に伴う多発動静脈血栓症と診断。抗凝固療法とステロイド投与で症状は改善し好酸球数は低下した。発症3 カ月後のCT で各血栓は縮小した。現在,外来でステロイド減量中であり,血栓症の再発は認めていない。
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