脈管学
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症例報告
腹部の鈍的外傷後に生じた下大静脈血栓の1例
横川 雅康辻本 優
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 57 巻 7 号 p. 111-114

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抄録

症例は43歳,男性である。転落外傷で当院へ搬送され,受傷2週間後のCTで下大静脈血栓が指摘された。未分画ヘパリンとワーファリンの投与で効果なく,リバーロキサバンに変更し下大静脈フィルターを留置した。一月後に下大静脈血栓は消退した。鈍的腹部外傷による下大静脈血栓は稀である。特有の所見がないため診断が遅れることが多く,経時的なCTの再検が有用とされる。治療は抗凝固治療や血栓摘出が選択されることが多い。

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